これから「正義」の話をしよう

マイケル・サンデル著’これから「正義」の話をしよう’を図書館で借りてきた!
 
あなたは路面電車を運転士。時速60マイルで疾走している。
線路に5人の作業員が立っているけどブレーキが利かない。
そんなとき待避線があった。そちらには1人だけ作業員がいる。
「5人殺すよりより1人だ」
正しい行為のように感じる。
 
ではあなたはこの出来事を見ていた傍観者。
あなたの隣にとても太った男が1人いる。
この男を線路に突き落とし、路面電車の行く手を阻むことができる。
その太った男を線路に落とす行為は正しいだろうか?
ほとんどの人はこう答えるだろう
「完全な間違いだ」
 
でも待避線にいる作業員だって、
事故にかかわることは望んでいない。
 
人が1人死ぬことには変わりない。
 
道徳的分析というそうなのですが、
こんな例示があると読むのをやめて自分の答えを探してしまう。
哲学本を読むのはほぼ初めてなので、敷居はやや高めに感じています。
色々考えながら読んでますが、非常に楽しめてます。
 

4152091312 これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル Michael J. Sandel
早川書房 2010-05-22

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