記憶の捏造

会社の先輩で部下的な微妙な立場の同僚から、
嫁様との馴れ初め的なことを聞かれる。
「そう・・あれは飲み会でしたねぇ」
「合コンですか?」
「合コンっていうか・・・そう合コンです」
男32、ちょっと恥ずかしい感情があったのか、
一瞬ストレートに返せなかったのですが、
ボキャブラリーの少なさと言うか、合コン以外の何物でもないので
そう答えざるを得ませんでした。
 
「どんなところに惹かれたんですか」
「えーと・・・、そう髪の毛の長いところです」
「奥さんは髪は長いんですか?」
「そうしてもらってます、基本的に髪の毛が長い人にキュピーンってきます」
 
それから髪の毛に対するフェチズムを遺憾なく発揮した会話を続けたのである。
 
 
 
で、家に帰ってきて嫁様にその話をしてみる。
 
嫁「髪の毛はショートだったよ!?」
 
で、議論になったので、嫁様が当時撮影したプリクラを持ってくる。
髪は短い、めっちゃショートやん!
同僚と話していた会話は自分の記憶を捏造した上で繰り広げられていた
虚像であったことに驚き。自分が信じられない・・・
 
それ以上にびっくりしたことがある。
 
 
「嫁さん・・・目が小さくなってるやん!」
 
そう、プリクラの嫁様の目が物理的に今より大きいのである!
出会って7年位?老けたって言うのはわかるけど
目の大きさがここまで変わるのかと驚愕!

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