両親と温泉旅行

俺の出資による人生初の親孝行旅行である。
「いやー今時こんな親孝行息子いないですよ、ハイ」byみの
と自画自賛してしまいたい位の孝行息子っぷりである。
目的地は八方尾根はホテル五龍館である。
スキーをしたい要望と、
母の温泉に入りたいという要望を合わせた結果である。
行く間ずっと綾小路きみまろのテープを延々と流していた。
軽く途中からは苦痛にも思えた。
大井から5時間かけて到着する。
時間はもはやPM4時半。
ナイターに行くと言っていた父晴彦の情熱も
到着時の疲れに打ち消されすぐに温泉へ直行した。
昔は良い肉体を持っていたはずの父晴彦も
もはやお爺ちゃん体型一歩手前になっていた。
父晴彦はサウナが大好きなのであるが、
西城秀樹が脳梗塞になったという話を聞いていたので
何度も見張りに行くも長いこと入る父に付いていけない。
俺が逝ってしまいそうになったので先に退散する。
夜はカニ将軍である。
カニみそを暖めて食べるように炭を持ってきてくれたりしたのだが、
先に俺が喰ってしまっていたので準備しに来た人を困らせた。
まぁとにかく旨かったので大満足であった。
軽く飲んでぐっすり寝てしまうのであった。

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