シンデレラボーイ

それは風の強い日だった。
ぶっちゃけ強かった。
宇宙強かった。
その日の俺の仕事は伝言ゲームの2番目みたいな事をしていた。
1番偉い人からどんどん末端へ命令が下っていく。
まさに王様伝言ゲーム。
しかし、伝言ゲームでは2番目なのだが偉さランクは1番ぺーぺーだ!
ぺーぺーなのでやることは多い。
やることたくさん。それだけに俺も大慌てである!
靴を作業靴に履き替えるのも車内で無線運用しながらといった有様である。
ちなみに普通はちゃんと着替えてからお仕事に出る。
慌てながらも流暢な無線運用。激しく美しいぃぃぃ・・・
転戦に次ぐ転戦で3件目。
車の中も大混乱であった。
さっき脱ぎ捨てた靴も車内で散らかったまま。
で、大井町駅周辺を駆けめぐり2時間に及ぶ長丁場を乗り切り、
大井支店に帰って来る。
さてさて、もはや時間はAM2時・・・_| ̄|○
風呂入って寝るか・・・と思い作業靴を脱ぐ。
さてさて俺の靴は?あれあれ~(´・ω・`)
片っぽしかないよ!。゜(゜´Д`゜)゜。
まさに舞踏会に靴を忘れてきたシンデレラである!
何処で俺の分身は行方不明に!?
そんなはずは無い!と自分に言い聞かせながら車内を探す。
1時間経過・・・・_| ̄|○
あきらめて片っぽだけ靴を履く俺。
もはやどうでもいい俺。
眠いから風呂に入って寝る俺。
朝キタ━━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━━!!!!
起きる。しょうがないのでしょぼくれた運動靴を履く。
その後失意のまま出向する。
昨日の強風の状況を調べるために出向である。
光学通り、見晴らし通り、立会道路、第一京浜と大井町駅周辺総なめである。
うわーあんなものまで飛んできてるよ~
旧東海道の入ったところでとんでもない物が飛ばされて来ているのに気づいた!
キタキタキタキタ━━━(゜∀゜≡(゜∀゜≡゜∀゜)≡゜∀゜)━━━━!!
俺の靴(もう片方)まで飛んできてるじゃーん!ヽ(゜∀゜)ノ
なんでこんなところに落ちてるかわからないが気分はまさにシンデレラ!
喜びのあまり、
そのときー、弟子はー、もう片一方の靴とー、出逢ったー(ウルルン調)
とかネタやってみる!
A 「そんなもん落とすな( ゜Д゜)ヴォケ!!」
B 「アホか!?」
C 「だまれシンデレラボーイ!」
D 「弟子さんのウルルン・・・、なにげに似てましたよ」
とかいろんな評価を受けてしまうのだった。

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